緑黄 色野 菜
●三和町上三坂地区
茎立菜は、晩生アブラナのタイプで、葉身は欠刻をもつ品種 です。栽培が確認された三和町上三坂地区では、少なくとも 80年以上は地種栽培されてきた品種ではないかと思われます。 アブラナより生育が遅く、初夏までの青菜の端境期にゆっく り育ち、長期間収穫できるので栽培当地では重宝されてきた作 物のひとつです。しかし時代とともに食の豊かさが増し、茎立 菜の栽培者は、現在では2~3人となっています。
特に葉菜類は、同じ品種でも栽培地域の自然環境によって、
茎 立 菜
種蒔きから 4 か月後の茎立菜。新葉は赤身を帯び、 葉は大きく横に広がるように成長する
主な産地
生産の歴史的由来・特徴
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くき たち な
畑に苦土(くど)石灰を撒いた後、元肥(もとごえ)とし て化成肥料(野菜配合肥料等)をパラパラ施します。
9月から10月にかけ、栽培者によってさまざまですが、 75㎝幅の畝に全面に種を蒔いたり、1条に蒔いたりして間 引きます。栽培管理をしやすくするため、苗を作り、30~ 40cm 間隔で植え付ける方法もあります。
肥料(野菜配合肥料等)を施すと太く育ち、春には茎葉(けい よう)を食べることができるので、追肥は丹念に行います。 収穫は、苔立(とうだ)ちする4月下旬から茎葉を摘み始 めます。蕾も食材に用いることができるので、6月まで収穫 することができます。
葉が黄色くなってきた7月下旬に刈り取り、軒下に置いて
(特に束ねなくてもよい)、枯れたら踏んで種を採ります。
代表的な栽培方法
在来作物と伝統・食・文化
茎立菜のじゅうねん和え
① 熱湯に砂糖と塩を入れて、茎立菜を入れて1分ほど茹でる (※砂糖を入れると色が鮮やかになる)
② ①を水にさらして冷まし、水気が出なくなるまで絞りきり、5cm ほどに切りそろえる
③ じゅうねん味噌を作る。じゅうねんをフライパンで煎り(※2粒くら い弾けるまで)、すり鉢ですり、砂糖、味噌、しょう油を加えて混ぜる
④ ②の茎立菜を③のじゅうねん味噌と和える 作り方
●茎立菜 ●じゅうねん味噌(じゅうねん、砂糖、味噌、しょう油)
●塩 ●砂糖 材 料
姿も味も異なります。茎立菜は、冬でも枯れることはなく、 花芽を付ける6月頃には1mを超す丈になります。その葉は 大きく、葉柄も太くてみずみずしく、茹でた後の食味は、あっ さりとした甘みの中になめらかさもあるのが特徴です。アク も少ないため、クセがなく、よごし、味噌汁、お浸しとして 食されています。
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